国連ユースボランティア・プログラム
1.概要
国連ユースボランティア・プログラムは、国連ボランティア計画(UNV: United Nations Volunteers)との協定に参加する日本のコンソーシアム大学が連携して、学生を開発途上国へボランティアとして派遣するプログラムです。ボランティアとして派遣される学生は、5ヶ月間、開発途上国を中心としたUNV事務所等に配属され業務に従事します。業務内容の例としては、プロジェクト運営や広報活動を通した、教育・公共衛生・環境・ジェンダー・貧困削減などの活動になります。
本プログラムでは、現地の習慣や生活様式、そして、言語環境に身をおくことで国際規模での実務経験はじめ多文化・異文化の理解力や文化的な柔軟性を養うことを目的としています。
なお、本プログラムは、2022年度の派遣をもって終了します。
2.プログラム期間
事前研修:2022年春学期(科目名:国際開発計画論‐BC12111)
派遣期間:2022年秋学期(2022年9月から5ヶ月間)
事後指導:2022年秋学期(科目名:国際開発協力論‐BC12101)
- 派遣中の学籍は「在学」です(「休学」ではありません)。
3.2021年度の派遣先:
アジア |
アフリカ |
ネパール |
エジプト |
タイ |
ザンビア |
スリランカ |
中東 |
ティモール |
ヨルダン |
欧州 |
|
カザフスタン |
|
- 派遣決定後であっても、国際情勢や現地の諸事情、各国におけるCOVID-19の感染状況によって派遣が困難となった場合、派遣が取りやめとなることもあります。
4.2022年度の実施方針
- 日本国外務省が発出する危険情報および感染症危険情報がレベル1以下でなければ、渡航はできません。また、渡航後に同レベルが2に上がった場合は直ちに帰国することになりますが、自己都合帰国とみなされるため、その場合にかかる帰国費用等(復路便の変更等)は個人負担となります。
- 各国のCOVID-19の感染状況によって、帰国が必要と判断された場合も同様です。
- 渡航のための条件が整わない期間においてはオンラインで活動することになります。よって、実施形態は以下となることが想定されています。
- a. 現地赴任(渡航条件が任期開始~終了まで整っている場合)
- b. オンライン+現地赴任(渡航条件が任期の途中で整った場合)
- c. 現地赴任+オンライン(渡航条件が任期当初は整っていたが、任期の途中で悪化し帰国させる場合)
- d. オンライン+現地赴任+オンライン(上記bとcの両方が起きた場合)
- e. オンライン(結果的に、渡航条件が整わず任期を終える場合)
オンラインを含む場合も、業務内容については、これまでと同様に、広報活動やアウトリーチなどが主となる予定。また、あくまで現地への渡航を前提としたアサイメントとなるため、事前研修は例年どおり危機管理等を含めた内容で実施される予定です。
- 採用にあたっては、渡航条件(危険情報および感染症危険情報がレベル1以下)が満たされている場合、UNDSSによるSecurity ClearanceやMedical Clearance通過後に学生側の自己都合による渡航中止は認められないため、渡航に関する保護者(保証人)等の承諾を得ることが必須となります。
5.募集人数
本学より1名(全コンソーシアム大学で8名:1ヶ国1~2名)
6.応募資格・要件
- 本学の正規生(学群生)であること。
- 20歳(派遣される年の9月1日時点)以上であること。
- 日本国籍を有すること。
- 心身ともに健康であること。
- 成績が良好であること。
- 文化が異なる環境でのグループワークに関心がある、もしくは、できること。
- 業務に従事できる英語力を有すること(例:TOEFL ITP 500点、iBT 61点、IELTS 5.0点、もしくは、TOEIC 630点など)。特にWriting力とSpeaking力を重視。また、現地語の知識があると理想的。
- 開発途上国への渡航経験があることが望ましい。
- 最低限のICTスキル(Word/Excel/Power Point)を有すること。ウェブ作成や映像編集のスキルがあると望ましい。
7.必要経費
- 渡航期間中の本学への学費納入が必要です。
- 派遣学生は、事前研修参加に必要な経費(交通費、宿泊費等)及び現地派遣に必要な経費を個人負担します。ただし、現地派遣費用の一部(往復航空券代、生活費、住居手当等)は、国連ボランティア計画から支給される予定です。なお、本プログラムの現地派遣費用の一部は外務省によって援助されています。
- 健康診断、予防接種、査証取得、海外旅行傷害保険などに係る費用は個人負担になります。
- COVID-19への対応として、通常の派遣で発生する費用以外の部分、例えば、出入国の際のPCR検査や自主隔離などで発生する追加的費用については、個人負担になります。
8.本プログラムの単位について(*必須登録科目)
合計8単位
事前研修:「国際開発計画論」(BC12111)2単位(国際総合学類 専門科目)
派遣期間:「海外研修II」(BC15220)4単位(国際総合学類 インターンシップ科目)
事後指導:「国際開発協力論」(BC12101)2単位(国際総合学類 専門科目)
9.応募・選考スケジュール
2022年
3月22日(火)(予定) |
派遣地及び派遣先機関の公開(業務指示書(DoA)はManaba上で3月25日以降に公開) |
3月22日(火)~4月4日(月)17時 |
学内公募(Manaba上にて登録) |
4月中旬 |
面接(オンライン)※書類選考に合格した方のみ面接試験を行います。 |
4月下旬 |
派遣候補者決定 |
【以下は派遣候補者対象】 |
5月6日(金) |
UNVへのロスター登録期限 |
5月10日(火)~ |
UNVによる選考(書類・電話インタビュー) |
6月中旬 |
UNVによる派遣学生決定 |
8月上旬及び下旬 |
事前研修(東京(前半)及び関西学院大学(後半)) |
9月下旬~(5ヶ月間) |
派遣先へ出発 |
2023年2月下旬 |
派遣先から帰国 |
3月下旬 |
帰国報告会 |
- 派遣候補者は担当教員による指導を受けてロスターを作成し、その後、UNVによる選考(書類・電話)に進みます。
10.申込方法・締切
下記の国連ボランティアHPの内容をよく読み、サイト内にある、申込みサイト(Manaba登録キー:6982569)より登録してください。
URL: https://www.kokusai.tsukuba.ac.jp/curriculum/unv.html
締切り日時:2022年4月4日(月)17時
申込方法:Manaba上の「国連ユースボランティア・プログラム」(登録キー:6982569)のページで登録するとともに、下記の書類をpdfでアップロードしてください
- 成績証明書のコピー
- 語学能力証明書のコピー(TOEFL,IELTS,TOEIC)*TOEFL ITP、TOEFL iBT、TOEFL iBT模試やIELTSでも可。
- 抱負(A4で1枚程度:英語)
11.問い合わせ先
国際総合学類 中野 優子 |
 |
スチューデントサポートセンター
国際交流支援室 |
 |
- 問い合わせの際には、件名に「国連ユースボランティア・プログラム」と入れて上記の二つのメールアドレス宛にご連絡ください。