Economics

経済学

経済学

分野紹介

国際総合学類における経済学分野の教育目標は、主に国際経済関係や公共政策に関わる諸問題(国際関係学主専攻)及び発展途上国の開発に関わる諸問題(国際開発学主専攻)を的確に理解するための素養を身につけることです。


授業概要および授業科目紹介

国際関係学・国際開発学のどちらを主専攻にするにせよ、まず経済学分野のガイダンス科目である専門基礎科目の「国際学Ⅱ」を履修します。次に、専門基礎科目の「国際経済論」、「初級ミクロ経済学」、「マクロ経済学概論」、「統計科学」、「社会科学のためのデータサイエンス」、「経済学の最前線」、「経済学の数理」、「経済学の実証」や専門科目の「計量経済学」などを履修することで、理論的・実証的分析の基礎を身につけます。

こうした理論的・実証的分析の基礎をバランスよく学んだ上で、専門科目を幅広く学んで行きます。国際関係学主専攻の専門科目には、例えば、「国際貿易論」、「公共政策分析」、「ジャパニーズ・エコノミー」、社会学類との共通科目の「ミクロ経済学」、「マクロ経済学」、「基礎経済数学」、「経済数学」、「公共経済学」、社会国際学教育プログラムとの共通科目の「Mathematical Economics」、「History of Economic Thought」、社会工学類との共通科目の「国際金融論」などが開講されています。

一方、国際開発学主専攻の専門科目には、例えば、「国際開発論」、「開発途上国における諸問題」、「北アフリカの経済と社会」、「開発と金融」、「地理情報システム概論」、社会学類との共通科目の「開発経済学」、社会国際学教育プログラムとの共通科目の「Health Economics」、社会工学類との共通科目の「都市経済学」などが開講されています。

また、興味に応じて、他主専攻の専門科目や社会学類・社会国際学教育プログラム・社会工学類の開講科目も積極的に履修することが望まれます。

こうした専門科目の学習を進める中で、3年次からはゼミを履修することになります。3年進学前までに、ゼミ説明会に参加し、よく自分の問題意識を見極めた上でゼミを選択することが望まれます。ゼミでの二年間にわたる日々の演習・議論を踏まえ、3年次には独立論文、4年次には卒業論文を書くことになります。特に卒業論文の執筆においては、これまでの学習成果を生かし、自らの問題設定を論理立てて分析していくことを学ぶことができます。これによって、自らの実力を大いに高めるとともに、大学で学んできたことの成果を総括した形にまとめていくことができるでしょう。


先輩たちの卒業論文

  • 貿易が環境に与える影響―産業レベル分析―
  • インターネットが国際貿易に与える影響―産業別分析―
  • コロナ禍におけるブルキナファソの家計がとった緩和戦略が⾷料不安に与えた影響
  • マラウィ共和国における就学の決定要因
  • 新型コロナウイルスが観光産業に与えた影響
  • パンデミック時代における⽇独⽂化政策と⽂化・芸術の社会的位置づけ―東京・ベルリンのアートセクターを中⼼に―
  • ボルドーワインに⾒るフランスのAOCの意義―Pessac Léognanを事例に
  • スペシャルティコーヒーから⾒る⼤量⽣産・⼤量消費型コーヒーの歴史的転換
  • ワインの製造はどう変わってきたか―⼤量⽣産から多様な⾃然派ワインへ―
  • 地域⼀体型観光資源化による⽇本の地域活性化
  • ⽇本における農作物の輸⼊量変化が遊休農地⾯積に与える影響に関する実証分析
  • ラオス⼀帯⼀路構想参加による都市振興とその社会経済的影響―LDC卒業に向けて
  • 流動化するマスコミュニケーションと社会の分断に関する考察
  • 新型コロナウイルスとウクライナ危機の発⽣が⽇本の輸⼊構造に及ぼした影響
  • ガーナにおける油⽥の発⾒が産業と雇⽤に及ぼした影響