Information / Environment

情報・環境

情報・環境

分野紹介

現代社会における環境問題は、単にその影響空間が広域に及ぶのみならず、発生要因が複合していたり被害の現れ方が多様になっていたりと、従来の個別分野に収まらない学際的な対応を迫るものとなっています。水環境のようなローカルな問題であっても、グローバルな比較の視点を持つことによって、地域の自然特性や住民心理を踏まえたより良い解決策を追求できるようになります。地球環境問題やエネルギー問題など、国際的・学際的な視野なしには理解することすら困難な分野も増えています。

また、現在の人間活動は発展を続ける情報通信技術と切り離すことができません。国や地域の境界を越えた情報のやりとりはますます盛んになり、文化や社会を問わず普遍的な価値の向上に貢献しています。みなさんが今後どのような分野に進む場合においても、情報技術に対する十分な理解は不可欠です。

国際総合学類では、環境や情報に関するテーマを、各分野に縦割りされた単なる技術としてだけでなく社会との関わりという視点から捉えていける人材の育成をめざしています。国際的な視野を具現化する一つの対象事例分野として環境や情報を選ぶことは魅力的だと思いませんか。情報・環境を『あえて国際で』学ぼう、国際で『あえて情報・環境を』学ぼうというみなさんを待っています。


授業概要

環境学や情報学の社会における位置づけや最新のトピックについて、必修科目の「国際学概論V」をはじめ「情報メディア概論」などの科目で各分野の基礎知識を身につけます。

数理的な分析法を学ぶ「数理科学」「統計科学」「データ解析」は経済学分野とも共通する重要科目です。情報分野では「情報科学」「データ構造とアルゴリズム」といったプログラミング技能に関する科目や「データ解析」などの専門領域に対応した科目、環境分野では「環境政策論」「水環境論」「都市文化共生計画」などの専門科目によって専門性を磨きます。


授業科目紹介

  • 国際学概論V
  • 数理科学I・II
  • 情報科学I・II
  • 情報メディア概論
  • 統計科学
  • データ解析
  • 応用数学
  • 環境政策論
  • 水環境論
  • 社会基盤と国土
  • 都市文化共生計画
  • 都市計画の思想史
  • データ構造とアルゴリズム
  • Cプログラミング

先輩たちの卒業論文

  • 食品ロス削減策導入による経済的影響の評価 -納品期限見直しとフードバンク活動-
  • 昔話に登場する水の役割
  • 環境ボランティア活動参加の要因分析 -環境配慮行動の要因連関モデルを用いて-
  • 中小河川を活かした地域づくりプロセスにおける主体の関係性の分析
  • フランスの歴史都市ブザンソンのトラム導入にみる住民参加と空間変容
  • フォントの違いに頑健な光学的文字認識に関する研究
  • モバイルインターネットの発展要因の研究と今後の展望 -日米比較の視点から-